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クリシア「ルアンナさんは彼女だけです! 代わりなんていないんですよ!?」
ジョセフ「指示を聞かないアンドロイドなど不要だ。特にお前みたいなやつは!」
クリシア「(ショック)……!」
間に入るレノ。
レノ「まぁまぁ。ウチのが失礼しました。このルアンナさんも検査依頼が出てましたよ
ね?」
ジョセフ「そうだ。おたくに処理してもらいたくてね。面倒だからまとめて書かせてもら
った」
レノ「ああ……ならそう書いていただかないと」
ジョセフ「つべこべ言わずにやれ。金なら払う」
と、去っていくジョセフ。
メリル、クリシアと一瞬目が合うが、ジョセフを追いかけていく。
レノ「しょうがない、念のためカムだけチェックだ。グランギニョルがいたらまずいから
な」
と、ルアンナをいじりだすレノ。
レノ「(ポケットに何かを発見し)なんだこれ」
フクロウの模様が彫られた小箱。
開くと金色の歯車のような物――シリンダーオルゴールが動き、音楽が流れだす。
クリシア「オルゴール、ですか? 素敵ですね」
だが、すぐに止まってしまう。
クリシア「壊れてる……みたいですね」
レノ「例のパーツに似てる気がする。このアンドロイド、オルゴールを作ろうとしてたの
か?」
クリシア「……(考え)」
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