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フクロウの小箱を掲げるクリシア。
ジョセフ・メリル「!」
クリシア「これと同じものを作ろうとしてたんですよね?」
メリル「……ええ。そうよ」
ジョセフ「なんでそんな昔のものを……!?」
メリル「はじめ、ルアンナはそれを修理しようとしていた。でも、複雑な構造のオルゴー
ルを部分的に修復するのは難しかった。だからあの子は一から作り直すことにしたの
よ」
ジョセフ「修理……!? なんでそんな……!」
メリル「あなたが大事にしていたからよ!」
ジョセフ「! ボクのためだったって言うのか?」
メリル「見なさい!」
と、ジョセフに例のパーツを見せるメリル。
「MADE IN」の文字。
さらに、胸ポケットに入っていた金の小さなプレートを取り出し、パーツの「MA
DE IN」の部分に添え合わせる。
プレートには「MY HEART」の文字が書かれており、続けて読むと……。
メリル「この続きは、『MY HEART』。『MADE IN MY HEART』」
× × ×(フラッシュ)
作業室の机で、オルゴールを作るルアンナ。
その笑顔。
メリル(声)「ルアンナは、あなたに心を届けたかったのよ!」
× × ×
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