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考え込むクリシア。
クリシア「レノさん、ごめんなさい。今日は私のミスで……」
レノ「なんだ、引きずってるのか?」
クリシア「……私、ちゃんと役に立ってますか? ここにいて大丈夫ですか?」
レノ「(呆れ)おまえさぁ、そんなこと気にする立場じゃないだろ」
クリシア「……どういうことですか?」
レノ「俺はそんな他人行儀に振舞った覚えはないってこと」
クリシア「え……?」
ハンナ「もう。こういうとこはアンドロイドっぽいね、頭固くて。レノもハッキリ言え
ば?」
クリシア「ごめんなさい。わかりやすくお願いします」
レノ「ハンナ、ザックリ説明してやって。俺、やること思い出したから(と研究室へ)」
ハンナ「はぁ。ひとこと言うだけじゃん。意外と照れ屋なんだよねぇ」
クリシア「(懇願するように)……ハンナさん」
ハンナ「はいはい。そんな目で見つめなくても教えてあげる。役に立つとか立たないと
か、居ていいとか居ちゃいけないとか、そういうこと気にする関係はとっくに越えてま
すよって言ってるんだよ」
クリシア「それって……」
ハンナ「つまり、私たちは……」
16 同・研究室
ユリーカタウンで入手した『MADE IN HEAVEN』の左腕を確認するレ
ノ。
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