第二話 「屋敷の従者たち ~My heart’s whereabouts~」

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   考え込むクリシア。 クリシア「レノさん、ごめんなさい。今日は私のミスで……」 レノ「なんだ、引きずってるのか?」 クリシア「……私、ちゃんと役に立ってますか? ここにいて大丈夫ですか?」 レノ「(呆れ)おまえさぁ、そんなこと気にする立場じゃないだろ」 クリシア「……どういうことですか?」 レノ「俺はそんな他人行儀に振舞った覚えはないってこと」 クリシア「え……?」 ハンナ「もう。こういうとこはアンドロイドっぽいね、頭固くて。レノもハッキリ言え  ば?」 クリシア「ごめんなさい。わかりやすくお願いします」 レノ「ハンナ、ザックリ説明してやって。俺、やること思い出したから(と研究室へ)」 ハンナ「はぁ。ひとこと言うだけじゃん。意外と照れ屋なんだよねぇ」 クリシア「(懇願するように)……ハンナさん」 ハンナ「はいはい。そんな目で見つめなくても教えてあげる。役に立つとか立たないと  か、居ていいとか居ちゃいけないとか、そういうこと気にする関係はとっくに越えてま  すよって言ってるんだよ」 クリシア「それって……」 ハンナ「つまり、私たちは……」 16 同・研究室    ユリーカタウンで入手した『MADE IN HEAVEN』の左腕を確認するレ    ノ。     
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