第三話 「境界の見張り番 ~Diligent worker~」

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パイロット(声)「おい、どうした! 応答しろ! 進路が乱れてる!」    滑走路の旅客機は、まっすぐ別の停止していた旅客機へ向かって走っていく。    未だに動かないヘムダル。 パイロット(声)「おい、何してる! やめろっ!」    突然意識を取り戻すヘムダル。 へムダル「……!」    急いで旅客機を停止させる。    だが、その先端部は別の旅客機へ衝突、めり込んでしまう。 パイロット(声)「ポンコツが! 名を名乗れ!」    唖然とするヘムダル。    滑走路ではサイレンが鳴り響いている。 へムダル「……へムダル、です」 2 タイトル 3 アースガル空港・ターミナルビル(夜)    大勢のケガをした人間や故障したアンドロイドが待機している。    大勢の医者が負傷者のケガを診断する中、破損したアンドロイドたちは列を作って    修理の順番待ちをしている。    列の先で作業をするのは……。 レノ「ウィル、34番の部品だ」 ウィル「わかった」    片腕がショートし、動かなくなったアンドロイドAの修復を行う、レノとウィル。 アンドロイドA「助かります。ご主人の荷物運びをこの後しなくてはいけないので早急  に」 レノ「はいはい、ちょっとお待ちを」     
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