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そこに4、5人の男たちを引き連れてやって来るスティーブン・メゼルド(2
8)。
全員スーツ姿で、近寄りがたい雰囲気。
胸元には、歯車のマークのバッヂ。
レノ「(バッヂを見て)あのマーク……」
メゼルド「(取り巻きへ)事故原因の調査状況は?」
取り巻きA「はい、わが社のアンドロイドが原因なようなのですが、未だ何が起こったの
かはっきりしておらず……」
メゼルド「何? 特定できなければ即刻廃棄だ」
取り巻きA「はい、対応を急ぎます」
レノたちや故障したアンドロイドに見向きもせず、去っていくメゼルド。
レノ「……この場は頼んだ。ちょっと離れる」
メゼルドの後を追いかけるレノ。
ウィル「えっ!? ウソだろ!」
ハンナ「(呆れ)しょーがない、私たちでやるよ。クリシア、レノのこと見張ってて。何
か余計な事しそうだから」
クリシア「ですね。任せてください!」
4 同・管制塔・管制室
調査員4人ほどに囲まれ、事情聴取を受けているヘムダル。
調査員A「記録によると誘導が狂っていたのは3分間。この間、君は何をしていたん
だ?」
へムダル「それは……。メモリーが混濁していまして。処理できるまでお時間をいただけ
ますか」
困り果てる調査員たち。
そこへやって来るメゼルドと取り巻き。
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