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メゼルド「調査班のみなさん、お疲れ様です」
調査員A「あなたは、コッペリアス社の……」
メゼルド「スティーブン・メゼルドです。この度はわが社のアンドロイドがご迷惑をおか
けしまして、誠に申し訳ございません」
調査員A「いえいえ、ご足労ありがとうございます。そちらにこの機体の調査はお任せし
ても?」
メゼルド「ええ、もちろんです。後ほど結果はご報告させていただきますので」
調査員A「そうですか。では(と、出て行く)」
ヘムダルを観察するメゼルド。
メゼルド「なるほど。かなり古い機体だ。システム的に寿命がきているのかもしれない」
へムダル「私はいたって正常です。つい一ヶ月前の検診もクリアしました」
メゼルド「正常な機体はミスなどしないよ」
レノ「……ちょっと失礼しますよ」
と、突然割って入るレノ。
取り巻きA「何だ君は? 部外者は立ち入れないはずだぞ」
レノ「いえいえ。この空港から、事故で破損したアンドロイドの修理を依頼されまして
ね」
取り巻きA「何?」
メゼルド「修理屋か。この旧型機体の修理も依頼に含まれているのかね?」
レノ「まぁ一応? 見せてもらってもいいですか」
メゼルド「その前に、名を聞いておこうか」
レノ「レノ・アダマンズです。じゃっ」
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