騎馬と銃弾

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 後にトゥルムは、その拘りから来た判断を悔やむことになるのだが。  ――我らが敗れれば、市街に害が及ぶは必定!  決意を固め、面頬を閉じた騎兵隊長は、騎馬の整列と、後方の支援準備を確認する。 「(そろ)ったな……では参ろうぞ……全軍、前進!!」  その合図と同時に、馬首を揃えた二十騎の騎馬が前進を始める。
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