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生命化学部と反省文
さて、少し昔の話をしよう。
と言っても、別に僕が十和田高校に入学する前などと、大きくさかのぼるわけではない。
あくまで、今現在よりも少し前の話である。
それは、僕が遅刻をしても、ペナルティーがそれほど課されなくなったきっかけであり、藤野宗司という一人の人間が成長するきっかけとも呼べる出来事である。
それが僕たちにとってどれほどの価値を持つ出来事なのかを僕は知らないし、知ることはできない。
けれど、少なくとも、歩み始める確かな1歩である。
その方向は別にして。
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