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「 もういないでしょう 何万光年彼方です 我々がこの地に辿り着く前に終わっていると思います 」
「 なら我々も神になった時にはすでにいなくなってると 」
「 はい そうやって命は宇宙に繋がってゆくのだと私は思っています 」
「 道ノ端教授はある意味真理にもっとも近づいた人間なのかもしれない で 具体的に生体ロボットは完成するのですか 」
「 私が生きてるウチは無理でしょうね あと何百年かはかかるでしょう でも自己修復能力をもった自律型ロボットまでは私の手でなんとかしたいと思ってます 」
「 実際どの辺まで進んでいるんです 」
「 まだまだ不完全ですがAIはかなりいい感じです ボディに上手く生体ロボットが組み込めればいけると思います ただ動力源が 原子力ユニットを使用したいんですが国から認可が下りないんですよ 」
「 原子力ユニットと言うのは 」
「 小型炉心です 理論上は確立してるんですが 非核三原則のこの国では流石に難しいです 」
「 ロボットの体内で原子力発電を行うのですか 」
「 発電ではありません エネルギーの生成です 自己完結しないと自律型の意味がありませんからね 」
「 エネルギーは自身の体内で作り出す まさに命ですね しかし安全性は 」
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