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「 もちろん100ではありません なんとか80まではもっていきたいんですが いまのところ60というとこかな 」 「 それじゃあ許可はおりないでしょ 」 「 そのために実用試験に踏み切りたいんですけどね 危険と失敗を犯さなければ成功へは辿りつけません 我々はそうやって進歩してきた 」 「 そうなのでしょうが話が核となるとやはり 特に被爆国のこの国では 」 「 ですよね 秘密裏に行うか受け入れてくれる国を探すか悩みどころです 」 「 それは困りますよ 道ノ端教授の流出は国の大損失に他ならない 」 「 冗談ですよ鎌丁さん そうだお2人にお見せしたいものがある 」  そう言って席を立った道ノ端に海乃と鎌丁が案内された部屋には、人体の頭部があった、いや違う、ロボットの頭部だ。  マネキン人間の頭部のように見えるそれは女性の顔をしていた、肌は白く作り物であるとすぐわかる、毛髪は青く紙を1センチ幅に切ったような形状の集合体で形成されている。 「 まだマスコミには公開してませんので写真はご遠慮下さい 」  道ノ端の言葉に海乃はゴクリと頷く。  頭部から下にはいくつもの配線やらチューブやらが束になって伸びている、その下はがらんどうの人間の骨格に近い物があり所々シリンダーや機械類が取り付けられて線が伸びている。     
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