猫嫌いじいじ

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「あれっ 、助さんがいない。何処に行ったのかな?」 花音も気がつかない程の一瞬の出来事だった。2人で探したけど見つからない。神隠しに連れ去られたのかな? 僕がそんなことを考えていると、 「ニャー」 格さんが鳴いた。そしてその格さんの後ろから助さんが姿を現した。 いつのまにか助さんが戻って来ていた。 「助さん、何処に行ってたの? 心配したんだからね」 花音は助さんの頭を撫でて抱きあげた。助さんは花音に抱っこされて背中を撫でられ気持ち良さそうにしている。 「助さん、皆の所に行こう」 花音は助さんを抱っこして猫部屋から出て行った。 僕もリビングに戻ろうと思ったんだけど、さっき助さんが消えたことが気になった。それで助さんが消えた辺りの壁の下の方を触ってみた。 すると、 「あれっ?」(゜o゜;)  どういうこと? 僕は何度も何度も首を捻った。 何度も何度も瞬きした。 僕が驚いたのはどうしてかと言うと……。 何と猫部屋とおじいちゃんの部屋の間にある壁に穴が空いていたのだ!!!
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