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簡単なゲームをいくつかクリアした時に違和感を覚えた。
バスの中は運転手さんを除けば私と彼女だけ。
時刻はもう22時をまわっている。
いくらなんでも部活にしては遅すぎる。
恐る恐る上目遣いで2つ前に座っている女子高生を盗み見た。
彼女はほんのりと窓の方を向いていた。
ちらりと覗く顔。
肌は透き通るように白く滑らかそう。
睫毛も長く美しい横顔だった。
こんな可愛い子が恐ろしいものであるはずがない。
ホッとしながらまたスマホゲームに視線を戻した。
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