あなたへの思い

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もう自分には嘘はつけないでいた。 修二のことが好き。 祐介と喧嘩ばかりしているから?! 違う。もしかして祐介と結婚する前から修二に惹かれていたのかもしれない。 特別イケメンでもない修二。どちらかというと祐介の方がイケメンだ。それでも祐介にはないものをいっぱい持っている。縁なしの眼鏡の奥の潤んだ瞳はどこか寂しげでほっておけない。母性本能を擽ぐる。それでいて人を元気にしてくれる修二。それに修二にはお金の余裕を感じた。今、苦しんでいるお金のことで喧嘩することもない。 ずるい考えかもしれないがお金のことは大きい。 何もかも素敵にみえてしょうがない。 わたし、結婚してるのに…… 今、恋をしていいわけがないのに。
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