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智花はパーティー会場にいた。
勿論、修二の会社のパーティーだ。
すぐそばには修二の姿がみえる。みているだけで胸の鼓動はドキドキしたままだ。
すると修二が智花の目の前にやってきた。
「智ちゃん………」
あの日のことなんて言おう。
修二は智花の名前を呼ぶも照れたような顔つきだ。
「智ちゃん。なんかあったみたいだけど……俺が言ったことはマジだからね」
修二は智花の顔をじっと見ながら自分の気持ちを伝えている。
しかし、智花は嬉しいはずなのに後ろめたい気持ちにもなっていた。
「智ちゃん。聞いてる?」
「う、うん。聞いてるよ」
「智ちゃん。今夜会えないかなぁ?」
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