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ある日のことだった。
智花の部屋で修二がシャワーを浴びている。
着替えを用意しながらも部屋を片付けていた。
ふと見ると修二の鞄が少し開いている。
銀行員でも持つような大きな鞄の中にはいくつもの札束が入っていた。
自然と目に入ってしまったが見てはいけない物を見てしまったような気分になった。
何?!この札束は?!
銀行に預ける訳でもなくいつも持ち歩いているのだろうか?!
分からない。
でも、修二に聞いてはいけないような気がした。
「智花。バスタオル取って。」
「は〜い。今、持っていくね」
普段と同じ態度をとるのに精一杯だった。
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