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『ムー大陸』探査チーム 活動報告書 ▽
かつて太平洋には大陸が存在し、そこに『ムー』と呼ばれる文明が、１万年と２千年前から在していた、という伝説がある。
我々はその『ムー大陸』が実在したのかどうかを確認する為、入手した古文書を元に太平洋の海底探査を開始する事にした。
〇〇〇〇年〇月〇日
古文書に記された通りの場所に『ムー大陸』を発見。
更に『ムー』独自の文明の遺産を多数確認。
全容を把握しきれず。更に探査を続行。
〇〇〇〇年?月?日
発見された『ムー文明』の遺産、現在も生きている事が判明。
『ムー』の人達は、我々の知る現在の科学体系とは、全く異なる科学体系を形成していた模様。
未知の科学技術が、今すぐにでも使用可能な状態にあるという事で、何か現代の社会に活用する方法が無いか、調査・解析を続ける。
〇〇〇△年△月△日
『ムー』の遺産の解析を終了。
核心部分の方に解析出来ない謎が残っているが、現代の科学ではこれ以上の解析は不可能と断定。
ただし、解析できた情報のみで『ムー』の遺産の管理・運用は可能と判断する。
以上をもって、『ムー文明』の探査・解析のプロジェクトを終了とする。
『ムー大陸』探査チーム責任者・御手洗 ヒロシ ▽
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この『ムー文明』の遺産を使った時、これまで積み重ねてきた我々の人類の歴史は、終わりを告げる事になるだろう。
かつて『ムー大陸』が、一夜にして滅んでしまった時の様に。
『ムー文明』の遺産を、間違った人に渡してはならない。
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