あらすじ

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あらすじ

※この作品は公式イベントのProject ANIMA SF・ロボット部門(アニメ脚本)に応募する目的のある作品です。 《あらすじ》(ここまでで約80文字)  ほんのちょっと未来のこと、2030年代の日本のことである。世の中は少し前、10年や20年前と比べてますます科学技術が発展し、世界中がさらなる濃密なネットワークの網と共に共存していた。しかし相変わらず人々の生活は一昔前の生活と同じくスマートフォンを始めとするデジタル機器に支配され、前を向いて歩く人よりも下を向いてとぼとぼ歩くその姿は時にお互いを揶揄し揶揄されしかし現実のいさかいにすらならないのがある意味悲しい現実でもあった。一方のデジタル世界では過去よりも成長激しく、特に所謂VR空間でのコンテンツは豊富の極み、人々は夜になり各々の帰るべき場所を家のその先のバーチャル空間に設定し、朝まで遊び惚けるのが日々の生活である。  そんなすっかり時代が変わってしまったかと思われていた時代の初頭、2031年4月2日のことだった。例えばあるSNSにはエイプリルフールが終わったのにしかし悪ふざけが過ぎるフェイク投稿がやや蔓延る中である、日本のごくごく少数の一つの会社に所属するエンジニア3人が初めにその異変に気付いた。それらのエンジニアは普段は交通管理システムの修正などをオフラインで行っていたのだが、関連するプログラムのコードで原因が掴めないバグが起こっていたのだ。それはコードの一部が壊れている可能性があることを示唆するものだったのだがどの当事者にも思い当たる節はなかった―ただ一人主人公の俊一、エンジニアグループの一人の息子で新米のエンジニアである彼を除いては。 たった一つのコードから始まったバーチャルでのバグは世の中を蝕み世界中がバーチャルとリアルの戦線との間の危機にさらされる。デジタル機器のスマートフォンはもちろん、デジタルシステムで構築された頭脳を持つ自動運転車や無人電車、さらには旅客機…人工衛星と、世の中の全てはもはや自分の意思で動けない―。 世界はどうなるのか、破綻するのか?最後は主人公の俊一にまでも世界は驚愕する。
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