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あらすじ
西暦2045年
かの大戦から1世紀が経ったある日、人類は突如として地中から這出てきた奇怪な生物の侵略を受ける
その容姿は昆虫の幼虫のようであるが、全長15メートル程度の大型の化け物だった
化け物はその巨体でただただ前進してあらゆるものを踏みつぶし、そして地に帰っていった
人類はいつしか、その化け物を『WOrld scale , to be Rebellious Monster(世界規模で倒すべき化け物)』、縮めて『W.O.R.M(ワーム)』と呼んだ
幼虫の姿に似合わない対空迎撃能力と圧倒的な物量により、既存の兵器ではワームに太刀打ちできなかった
2年後、人類は大陸を中心に徐々に生活圏を奪われた
そして、世界各国で新兵器を模索していたある日、日本のとある民間企業が二足歩行型駆逐兵器を開発
ワーム迎撃時に一定の戦果を挙げたことで注目が集まり、各国に技術を売り込み量産が開始された
極地用の改造や改良がしやすく、まるでプラモデルのような二足歩行型駆逐兵器は後に『クラフトモデル』称された
このクラフトモデルには欠点があり、操縦するにはセンスと長時間の訓練が必要だった
2050年、クラフトモデルが実用化されるまでにもワームの侵攻は続き、人類はとうとう地上を放棄
氷の大地、北極への強引な疎開を決定
2052年4月7日、史上初となるクラフトモデルを多数使用した大規模反抗作戦『四〇七作戦』を実施
しかし、作戦は失敗し、多数の熟練兵を失う凄惨な結果となった
2058年、反抗のため世界各国を1つの国にまとめた同盟政府の樹立と、北極へなんとか人類が住まえる都市が完成した
2075年、食糧生産等は大陸に依存しきった状況のまま、疲弊した人類は生存を続けていた
その間、クラフトモデルの技術は進化し、訓練期間が短くて済む第3世代機が配備された
この年、北極にある練兵学校を卒業したミコト・スズシロは東南アジアの部隊へ配属された
周りに流されるままに兵士となり、流されるままクラフトモデルのパイロットとなっていた彼女は所属する小隊で大陸から北極への物資護衛の任に就いていた
初任務となる彼女だったが、ワームの襲撃に遭遇
その襲撃を皮切りに、人類が地上を取り戻す戦いが始まっていく
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