◇7◇ 傾くシーソー

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   「おばさんで、明らかに事故物件な私をすきなんて・・・なにかの間違いよ。  燵夜くん冷静に考えて。」 「〝おばさん〟??それ本気で言ってるの?」 「だってもう、28だよ。」 「〝まだ、28〟でしょ?俺は、気にしないよ。」 「(気にして。てか、なんでこんな話しになったの??)   あのね。絶対気の迷いだよ。」 「怖いの?」 「はい??」  見たことのない〝男の顔〟で意地悪を言っているのが判るのでたじろぐ。 「怖いんでしょ?」 「な、なにが? (あっれぇ~こんなキャラだったかな?)」 「俺に、落ちるのが。」 「(耳が、真っ赤なんだけど・・・)」  強がっていること本気のことは、なんとなく判る。青年を見上げたまま止まってしまう。 「怖く、ないよ・・・。俺は、馬鹿な元婚約者とは、違うから・・・」 「たつ・・・・・・っ!!?」   
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