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そして額に柔らかなキスを送った。
「私は、燵夜くんと居るときの空気が好き。当分・・・ううん。もうこんな気持ちになれないと思ってたに・・・」
「ごめんね、月依の気持ちを待つつもりだった。だけどあの人が悪びれもなくマンションに来るし・・・」
正面から抱き締める。
再び唇が重ねられる。外は、雪が舞っていた。
棄てた日にも雪が降っていた。心のシーソーが彼を捕らえて放さない。
》 》
要らないって思って自分から棄てたのに。もう近寄りもしなで進んで来たのに。
温もりなんかもう2度と・・・私には、降り注がないって思っていたしもうそんなものに出逢うこともないって思っていた。
そんな私に温もりをくれた。逃げないでいいというように温もりをくれる。
あの温かさが今でも私を放さない。
放してくれない・・・・・・
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