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「はいっ!!」
〝お願い〟をされたことが嬉しくてすぐにベッドを出てキッチン゛へと向かう。
「フフ、可愛いわね。さて、と・・・気を引き締めないと。。。」
事件から早くも半月以上が経っていた。職場では、今までそれらしい休暇を取ったことのない女が取ったのだからどんな噂が飛び交っていることか・・・。それを考えるとため息しか出ない。
「ねぇ、燵夜くん。」
「なぁに、月依さん。」
「あなた大学は、まだ・・・だったわよね?」
「うん。でも、月依さんが仕事だからゼミにでも出ようかなって・・・」
「いいんじゃない。でも、なんのゼミに?」
シャツのボタンを閉めながらキッチンの彼と会話を続ける。
「俺・・・画家になりたいんだよ。」
「画、家・・・・・・」
彼の言葉に驚いた。
「うん・・・」
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