僕のはなし。

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男の顔は真っ青になって少し震えていた。 でも取り繕うように僕を嘲笑って罵倒するから______ 近づいて蹴った。男は僕の速さに対応しきれなかったみたいで、遠くにぶっ飛ばされていた。 僕はそれをどこか冷静な頭で見つめていた。これでやめてくれたらいいなって。 でも男はまだ立ち上がって 「@~#☆$%=○〆!!」 ってわけわからない風に叫んで懐から黒いものを取り出した。 それは、銃だった。 喚きながら銃を乱射する男。 この国は、銃は駄目なんじゃ無かったのかな? 外れた弾が倒れてる取り巻きたちに当たってる。 男は気にしていない。 「…外道。」 口からそんな言葉が漏れた。 なおも撃ち続けている男に向かって一歩踏み出す。 男は乱射している。 さらに2、3歩進む。 男はまだ撃ち続けている。 弾が僕の脚に当たった。そこだけが焼けるように熱い。 さらに進む。 男の顔は恐怖で歪んでいる。 かちかちと銃を鳴らしている。 …?あぁ、弾が切れたのか。 近づくと、この世の終わりのような顔で僕を見てきた。 “嫌悪感”生まれてきたのはそれだけ。
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