4人が本棚に入れています
本棚に追加
男の顔は真っ青になって少し震えていた。
でも取り繕うように僕を嘲笑って罵倒するから______
近づいて蹴った。男は僕の速さに対応しきれなかったみたいで、遠くにぶっ飛ばされていた。
僕はそれをどこか冷静な頭で見つめていた。これでやめてくれたらいいなって。
でも男はまだ立ち上がって
「@~#☆$%=○〆!!」
ってわけわからない風に叫んで懐から黒いものを取り出した。
それは、銃だった。
喚きながら銃を乱射する男。
この国は、銃は駄目なんじゃ無かったのかな?
外れた弾が倒れてる取り巻きたちに当たってる。
男は気にしていない。
「…外道。」
口からそんな言葉が漏れた。
なおも撃ち続けている男に向かって一歩踏み出す。
男は乱射している。
さらに2、3歩進む。
男はまだ撃ち続けている。
弾が僕の脚に当たった。そこだけが焼けるように熱い。
さらに進む。
男の顔は恐怖で歪んでいる。
かちかちと銃を鳴らしている。
…?あぁ、弾が切れたのか。
近づくと、この世の終わりのような顔で僕を見てきた。
“嫌悪感”生まれてきたのはそれだけ。
最初のコメントを投稿しよう!