10人が本棚に入れています
本棚に追加
交通事故
ある日の朝
やっちゃんは子供を幼稚園へ
車で送っていきました
その途中
いつも通る
車二台が並べるくらいの
少し広い一車線で
左の路地から車が
ノロノロと出てきました
そこの角には
車の解体やさんのような
工場があって
出てきた車はそこに行こうとしていると
思ってしまったのが運のつき
突然
私の車めがけて
スピードを出し
ビュンと出てきました
咄嗟に
右端ギリギリを通れば当たらないと思ったのですが
出てきた車は道路の真ん中へ出たかったようで
私の車を押しながら止まったようです
私は
40キロ制限のまっすぐな道だったので
40キロで走行中
向こうはこちらを見ていて
止まってくれると思っていたので私はそのまま通行し
ぶつかりました
道路の真ん中で止まるのは
交通の邪魔になると思い
少し離れたところに車を止め
すぐに警察に連絡
ぶつかったところへ歩いて戻ると
角の解体やさんらしきところで
当て逃げされたと
相手が被害者ぶっていました
私が
大丈夫ですか?
と声をかけると
工場の人が
「あんた!逃げたらいけんが!」
と私を責めます
そこで
警察に電話したから
代わって話してくださいと
相手に電話を渡しました
勢いのあった相手も
警察と聞くと
少しおとなしくなり
話が終わり
私に電話が帰ってきました
警察の人は
車が動くなら
警察署まで来てください
そこで話を聞きますと言うので
ムカつきながらも
土地勘のない相手に親切に応対し連れていきました
婦警さんが威厳のある態度で
怒ったように事情を聴きます
どこでぶつかったんですか?
私が
ここかなぁ?
と指差すと
相手が嬉しそうに
こっち!
と指差したのは
一方通行の路地でした
相手は自信たっぷりに
自分は逆走しました
と宣言しました
なのになのに
二人で話し合ってくださいと
言うだけで
警察の書類を書いて
あとは保険でしましょうと言うことになりました
相手は
仕事で他の市から来ていたようで
いつも通る道しかわからない
というので
行き先を聞き
親切に途中まで案内してあげました
最初のコメントを投稿しよう!