恋文

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恋文

天国の君へ 君が死んで、そうして初めて私は、自分が君に恋をしていたのだと知った。 その時の悲しみと情熱を、私は今も、忘れない。 嗚呼、再び君に巡り逢うことができるのならば、私は悪魔との取引とて辞さないだろう。 そう、例えどんな狂気であれ、喜んでこの身を委ねよう。 もう一度だけで良い。君に会いたいのだ。 魚籠田(びくた)より愛を込めて
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