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「ん、まぁ冬子の行きたくない病だろうな。」
そう言って春也がニヤッと笑う。
「そうかもな。」
俺も笑って返すした。
冬子の人見知りは、高校に行っても変わらないままか…。
「ごめんー!お待たせ!」
ハツラツとした声が届く。
幼馴染の1人、橘 秋那だ。
高身長、中学時代はバレー部のエースで、女子のファンも多かった。
焦げ茶色の髪を高い位置でポニーテールにしている、ザ 運動部。
そんな秋那の後ろに連れられているのは、さっきも話に出てきた七条 冬子。
秋那とは対照的に、大人しくて引っ込み思案なところがある。
真っ黒な長い髪を低い位置でツインテールにしていて、まぁ…ぶっちゃけ春也は冬子の事好きだと思う。
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