其の一 アルバイト探し

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キーンコーンカーンコーン…… チャイムの音が鳴った。 今日の授業はこれで終わり。 さっさとコンビニでタ●ン●ーク取りに行こう。 急いで帰りの準備をしていると、後ろから声を掛けられた。 「永和、今日一緒にカラオケ行かない? 由奈と琴梨も行くって言ってるし…。」 今私に話掛けている女の子は木原 ほのか。 小学校からの付き合いで私の一番の親友。 いや、もはや腐れ縁状態。 「あー、今日はちょっと無理かな…。 その前にしばらくは一緒に遠出とか出来ないかも…。」 「え?なんで?」 「なんで?って…。現在、御財布の中身が寂しい状態なの。 だから、しばらくはお金使いたくないというか…バイトしようかなと…。」 「マジで? じゃあ、仕方ないよね…。 お金に余裕ができてきたら言って! 遊びに誘うから!」 「うん!ありがとう! んじゃ、また明日ね~。」 「バイバーイ!」 ほのかはおもいっきり私に手を降った。 いつ見ても、ほのかは元気過ぎるわ…。
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