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「じいじ、もう会えないけど……いなくなったりしないよね。ずっと……僕を、見ていてくれるよね」
僕は聞いた。体中で感じる温もりに。
すると……
「当たり前じゃ。わしは、ずっと正人のことを見とるぞ。正人が大人になってからもずっと……」
「じいじ……」
グッと目をつぶる僕のほっぺに、熱いものが流れた。
「じいじ、大好きだよ……」
もう会えなくなっても、ずっと一緒。
ずっと、見ててくれている。
これからもずっと、じいじの お風呂はとっても温かくて……とっても幸せなんだ。
大人になってもずっと忘れられない温もりが、そこにあった。
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