大好きな じいじ

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その時だった。 「おや、正人や。一緒にお風呂に入ろうかい」 じいじがにっこりと笑って来てくれた。 「やったぁ! じいじ、一緒に入って!」 僕はとたんに楽しい気持ちになった。 「ちょっと、お父さん。正人を甘やかさないでよ」 「いいじゃないか。正人はやさしい子なんじゃ。のう」 「うん!」 僕もじいじを見てにっこりと笑った。 「もう……」 お母さんはほっぺをふくらませながらも、じいじとお風呂に入るのをゆるしてくれた。
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