かわいいは罪じゃない

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「みゃうみゃう」と甘えてる声が聞こえる。 今日、子猫が生まれた。  手のひらより少し小さくて、目はまだ開いてない。へその緒もまだついてる。 でも小さい体で一生懸命頑張って生きようとしてる。 「めっちゃかわいいじゃーーん!!」 と私は心の中で叫んだ。山に向かって「ヤッホー!!」というように。 ヤッホーって今だと言ってる人いるのかどうか知らないけど。  子猫が可愛いからほかの猫に構わないで、子猫ばっかり見てる。おかげで別の猫から足に猫パンチ食らったり、拗ねられたりする。  そりゃそうだ、いつもかわいがってもらってるのに、生まれたばかりの子猫にばっか目が行ってるもんな。  先住猫からしてみれば、自分に弟か妹が出来て友達や家族が自分の事そっちのけで可愛がってる感じだもんな。  子猫がおっぱい吸ってる時はほかの猫たちを障りに言ったりするんだけど、どういうわけか凄い迷惑そうな顔をしてる。中には悲しそうな眼をして何かを訴えかけてる子もいる。  まぁ、何を言いたいのかというと。猫は可愛いんですよ。
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