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恋の終わりの美しさ
ここは…どこだっけ?
いつの間にか、自分の部屋のソファで眠っていたようだ
飲みかけのココアが入ったマグカップは、もうとうに冷めていた
終わった…?
私の頬に伝う冷たいもの。なぜか、私は涙を流していた
リビングで一人、あふれて止まらないそれにただ困惑していた
望んでいたものがあって、それを手にした私は、幸せだった
浮かびそうで、浮かばない、どうしてだろう
机に突っ伏して、考える。
空想だったのかな、妄想だったのかな
静まり返った部屋の中、私は静かに席を立つ。
冷めたココアを温める朝
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