1人が本棚に入れています
本棚に追加
誰かの代わりでいることをどうとも思わないほど、嫉妬心や独占欲のない人間ではなかった。
自分が1番でいたいし、依存していてほしい。そう、強く願うから。
あの人の代わりだと気付いた時──はっきりとそれに気付いた時、胸が張り裂けそうになりながら、涙を零して、ないた。
君は気付いてないでしょう。
自分でも演技派だと思うよ。くそくらえだけど。
そのまま泊まって、寝ようと目を閉じて。
深い夜は、海だ。
波のように不安定で、深く、どこまでも、溺れる。
果てしなく遠く、果てしなく、孤独。
最初のコメントを投稿しよう!