もう一つの幸せ

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キスだけで潤んだ瞳で、慶太郎を見上げている。 浴衣の胸元ははだけて、白い肌が露わになっていた。 これを色気がないって言ったら、何に色気があるんだよ。 「…色っぽいし、すげー可愛い。…だから…早く気持ち良くさせて…可愛い声が聞きたい」 慶太郎の手が浴衣の胸元を割って、指が蓮の胸に触れた。 蓮をベッドに倒すと、露わになった胸に慶太郎の舌が絡んだ。 蓮の口から、甘い喘ぎ声が小さく漏れた。 下着の上からなんてまどろっこしいと、慶太郎はすぐに下着を脱がせると、そっと指で撫でた。 艶めかしい音が微かに響く。 「蓮の感じてる顔可愛いよ…」 慶太郎の指に翻弄されながら、あと何回、こうやってセックス出来るのか…そんな事を蓮は考えていた。
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