1425人が本棚に入れています
本棚に追加
湯船の中から、髪の毛を洗う慶太郎を見ていた。
肘を上げて頭に長い指をかけて洗っている。
この時の肩から二の腕のラインが蓮は好きだった。
あの腕に抱きしめられているのかと思うと…すごいドキドキする。
あ、あと、ウエストから腰のラインも好き。
少し角ばった腰の骨が好き。
でも一番好きなパーツは…指だな。
初めて会った時から、あの長くてキレイな指が好きだと思った。
………さっきまで、あの指が私の中で動いていたんだ。
ベッドに行ったら、あの指で私の身体を…。
「蓮、顔真っ赤だぞ?先に出るか?」
身体も洗い終わった慶太郎が、湯船の中に入ってきた。
「う、ううん。大丈夫…」
いやだ、私……慶太郎とのセックスを想像してた。
慶太郎のこと、言ってられないじゃない。
蓮は頬を押さえると、慶太郎の広い胸に寄りかかった。
最初のコメントを投稿しよう!