第二章 青の森霊園にて

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青の森霊園を後にした 天眸 凶子 前髪をもとに戻して 杏子へと戻りました そして 霊園の近くにて  慰霊塔を撮影 その映像を メールで送っています 携帯電話の着信音が響いて 「はい 天眸です あ 宮さん 今の画像見ていただきましたか? 」 「確認した しかし 普通の人間業ではないな 凶子になったお前でさえ 無理だと思ったのであろう」 「はい あれを一っ飛びは無理ですね しかもたいした助走もつけずに やつはやりました」 「うむ やはり 山梨や都下で起きたあの事件と関わりがあるな 」 「やはり 白の輪教(しろのわきょう)が事件の中心にあるのでしょうね?」 「そうなると かなり大がかりな案件になるが 杏子 お前一人で大丈夫か? 」 「はい おそらく やつらは 次は 麗真高校の武道部員をターゲットにしてくると思われます そこで 宮さんにお願いなのですが 今回の件で 東日本現象学研究会高校の部の会合 まだ続けられるように 警視庁 現象課へつなぎとっておいてほしいので お願いします」 「そうだなあ 先程の交番での通報等から 麗真高校が 霊園で夜 活動をしていたことが おそらく問題化されて 会合が中止となれば 杏子がいる理由付け また 新たに作らねばならんからなあ わかった 現象課へ 伝えておく。他には何かあるか?」 「あのぉ。宮さんあたしのこと 杏子って呼び捨てにしないでもらえますか? あたしには 天眸って苗字もあるんですからねぇ」 「失敬 どうも 昔から そのままきてしまってな 以後気をつける 天眸君 再び潜入捜査よろしく頼む」 「了解」 「ったくぅ 宮さんって いつまでも あたしを高校生だと思ってるんじゃないのかなぁ 全く失礼しちゃうわねえ」 その頃 麗真高校の現象学研究会の面々と武道部員たちは  交番から 湊区の青の森警察へと 連れていかれて いろいろと 訊かれては 深夜 11時 顧問の大澤先生が 身柄引き受けに来ては 一応 一件落着したようですが 教育委員会いや それよりも上の機関から 麗真高校校長 そして大澤教諭へと 直接 レンラクガ入り 東日本現象学研究会の面々は 問題なく 今まで通り 会合も続けるようにとお達しがあったとか。。。。 うむ どうやら 神務庁経由 警視庁現象課 そして 文部科学省へと速やかに 連携。。。
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