第三章 激突 麗真高校

4/16
前へ
/32ページ
次へ
「いざ~! 井藤と山地の敵討ち~!」と勇んでやって来た 麗真高校 武道部員たち 青の森霊園について 中央にある 慰霊塔へ目指して来てみれば なんと そこでは 警察官が トラ縞ロープを張り巡らしては 入れないようにしています 武道部員 坂上副部長が 「この慰霊塔へ用事がありここへ来たのですが 中へ入れさせて もらえませんか?」 と問いかければ 慇懃な態度で 一人の警官「ダメだ ここは 塔が崩壊する可能性あるため 誰も入れられない 早く 帰りなさい」との回答に 武道部員たち 猛烈に反発するものの 官権力には 逆らえる和気もなく しかし 去りがたく 周囲を動き回っていたら 坂上副部長の足元へ  パシッ いきなり  矢が 飛んで来ては 突き刺さりました 「なんだこれは? どこから?」と思うけどいぶかしむも 拾ってみると 「麗真高校の武道部員へ」と筆で書かれた白い文が。 「矢文?だとぉ」坂上副部長 それを開けば「この前の勇ましい部員たちの敵討ちに来たのかな? この場所では 官権がいるため 思う存分 動けまい なれば 本日 夜半 11時過ぎ そなたらの麗真高校へわしが参ろう そこで 敵討ちとやらをするがいい ふん まあ 返り討ちじゃがな ふははは 白き獨骸仮面より」との文字に 彼は 一瞬にして 背筋が冷たくなるも 皆に これを見せては 自身をも鼓舞して 「本日 我が武道部は 自主参加による夜間訓練を行うことにした。我と思わんものは 参加するように 」と 皆に宣言して 青の森霊園へ あとに 母校へと 帰途につきました そして 第二陣として あとを追ってきた 白上会長や 武道部部長 河野らと 途中で 出会い「霊園の慰霊塔は崩壊の恐れがあると 今 入れませんでした」と白上会長へと 報告しつつ 例の矢文は 武道部長河野へと 手渡し そして 目配りをしては 白上会長へは伝わらないように この問題は自分達でとの気迫があるようだが。。。 まあ 問題なく 戻ってきた彼らを確認するや 白上会長は 「わかった ならば 武道部さん これからは 軽率に早まったことは 慎んで欲しいです また 怪我人やら出たら 困るし」と言うや 皆 麗真高校へ引き返して行きます が 天眸 杏子のみ 「私は ちょっと確認して来ます」と言って 霊園へと一人向かいました
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加