6813人が本棚に入れています
本棚に追加
「…………っいち、ん、……」
「敬吾さん今日感度むちゃくちゃ良いですね……」
ぞくぞくと這い回る熱に震えながら、敬吾は楽しげに笑っている逸の首から腕を下ろした。
抱きついていたい気持ちもあるがそれよりも、もっと逸に触れられたい。
それを知ってか知らずか逸はすぐに体を起こし、敬吾の肌を浚い尽くすように舐め、撫でる。
その度に敬吾は細く声を漏らした。
「もー、ほんっと可愛いなあ…………」
「あ、ゃ……」
「声でも感じちゃいます?」
限度を知らない悪童のように笑いながら、逸が持ち上げられていた敬吾の膝を開かせる。
チューブの蓋が開く硬質な聞き慣れた音が響くと、敬吾の表情が僅かに猥溶した。
「……ちょっと冷たいですよ」
「へーーー、」
更に悪どく笑うと、逸は敬吾の谷間を割り開き、チューブの口を充てがう。
すぐに敬吾の内腿が緊張し、腰を引かれる前にと逸がチューブを強く握った。
「っんーーー……!!!何っ、や、やーー……!」
「ああ敬吾さん上手……」
「っあ、冷た……っばか!」
聞くに耐えない音がして、冷たい口が離れる。
「っは、敬吾さんほんと上手、ちゃんと飲み込んで……」
「ばか!!冷たいー…!!」
「そうですか?熱くなってこない?」
「へ、」
「温感のやつだから。あったかくなりますよ」
「んっ……!」
乱暴に尻を鷲掴むと、こすり合わせるように逸が強く揉む。
今注がれたばかりの潤滑液があまりに淫猥な音を立てて、徐々に熱を生んでいく。
最初のコメントを投稿しよう!