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「びっっ、……………くりしたなんだよそれ!!」
目も口も愕然と開ききって敬吾が大否定すると、逸はいかにも不思議然として首を傾げた。
「え?なんだよって……焦らされんのとか、ちょっと痛くされんのとかーー」
「やめろやめろ言うな言うな好きじゃねえよ!!!」
ばたばた振られる敬吾の頭を止めながら撫でてやって、逸は今度はその嗜虐心を隠そうともしない顔を寄せる。
「そうですか?じゃあ、すんごい優しくてあまいのとどっちが好きですか?」
「っばか、知らない…………」
「どっちもすき?」
「っあ、もうっーーなに…………」
また突然抉られ、強引に快感の中に引き戻されて敬吾は逸の手から逃げるように首を振った。
餌でも見るようにそれを見下ろし、逸はわざと激しく突き上げる。
「俺はどっちも好きですけど、敬吾さんが気持ち良さそうなのはちょっと強い方なんで……そうしますね」
「ん、っえ、何…………っ逸!や…………!」
もうほとんど何も聞こえないがーー
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