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「んんっ……!!」
「ーー敬吾さん今日、奥ですよね?気持ちいいの……」
「ん、ぁ…… あ、あ……」
捏ね上げるように擦り付けると敬吾が悲痛に顔を歪める。
絡めた指に弱々しく力が籠もり、蕩けた瞳が逸を見上げる。
「……いっぱいいけそう?」
逸に問いかけられると、敬吾の眉根が悲しげに寄せられた。
「……?」
「違、いち……」
「ん?違いました?」
今度は首を横に振る。
逸が首を傾げると、躊躇いながら敬吾は震える唇を開いた。
「敬吾さん……?」
「も、っと、奥に……きて、ほし……」
「ーーーーー」
まだ震えている唇にたっぷりと口づけると、逸は体を起こしすっかり抜けてしまっている敬吾の腰を掴んで密着させる。
そのまま大きく腰を引き、思い切り突き上げた。
「やーー………!」
頭まで突き抜けるような強烈な快感に、敬吾は猫のように大きく仰け反る。
目の前が白むようだった。
その間にまた逸が抜けていき、力いっぱいに打ち付けられる。
そうして穿ち抜かれて、敬吾は激しく体を引き攣らせた。
その表情と、腹から胸にかけて精液が吐き出されるのを目に焼き付けながら逸も無理矢理なほど奥までねじ込んで吐き出す。
気持ちが良すぎて笑ってしまった。
「ああ……、やっばい…………」
吸い付くように締め上げられて質量が減る気がしない。
そのままがくがくと奥を叩くように揺すりあげると、弛緩し始めた敬吾の体がまた激しく引き攣った。
子供のように必死に抗議されて、逸はまた笑ってしまい大人しく腰を引く。
まだ締め付けられていて、抜ける時にはなんとも淫靡な音がした。
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