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「敬吾さん?……痛い?」
「んっ、あっぁ……っ」
ーー違うようだ。
実際敬吾の表情はこれまでにないほど深く乱れていて、逸はよくこれでそんなことを言えるものだと驚いてすらいた。
可愛らしすぎていやらしすぎて、痛いのでもなければ何と言われてもやめられる気がしない。
「……気持ちは、いいでしょう?……こんな溶けて、……かわいい、……っ」
「あ…………っばか!!………」
また大きく身体を撓らせ、敬吾は深く逸の肩に爪を立てた。
逸はもうただ我を忘れたようにその奥だけを強く突き上げる。
敬吾が悲鳴のような喘ぎを上げた。
「っだめーー……っだって!あ……っ!いち!もぉ………!」
「………どう、したの?敬吾さん……」
「んーー……っ!あっんぅっ、んっんっ……!」
「めちゃくちゃ……感じて、るのに」
逸の声はもう獣そのものだった。
自らも限界が近い。
「ーーちから抜いて……」
目元を小さく舐められ、小さく叫んでまた敬吾の身体は跳ねる。
ーーもう堪えられそうにない。
「……ね、いっぱい、いけそ……でしょ?……」
「………っん!それがっ………!!」
「んーー……?」
今度は耳を舐められて、敬吾の身体はもう痙攣を始めていた。
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