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確かに、ある種卑屈になっていたのだろうか。
とは言えそうなっても仕方がないくらい、身に余る幸運だとは本当に思ってしまう。
「ーー難しいっすー……」
「あのなあ、前もだけど今も今でお前結構好き勝手してっからな。謎なんだっつーの、気の使い方が」
「えっ ………えっ?マジですか!?」
「だからとりあえず好きにやってろ、イラッとしたらやめろって言うから」
「分かりました……けど、えっ?俺そんなやっちゃってました?何を!?」
「聞くなようるせえよ」
「ええ!教えてくださいよう」
「やだ」
「えぇーー!」
ぱしん、と敬吾の箸がテーブルに張り付けられた。
「……てめーーはつい昨夜のことも忘れてんのか!!!!!!!」
「えーーーー!!????」
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