5人が本棚に入れています
本棚に追加
火星:地球さんねぇ。謝れば、それで済むって話じゃないんですよ。どうしてくれるんですか。ヤツらは勝手にウチの表面にまで変なモノを作って、暮らし始めたんですよ。
地球:誠に申し訳ありません。
火星:あぁ、もう。あなたは、謝ることしかできないの。参っちゃうな。ほら、月さんだって、この地球にいつも困らされているんでしょ。
月 :あ、あの…。私は、地球さんがいなければ生きていけないわけでして。あの…、その…。日々、地球さんには感謝していまして…。
火星:か、感謝! この地球なんかに!! もう、本当に信じらんない。
太陽:まぁ、まぁ。火星さんも、そんなに熱くならないで。地球くんだって、人類の取り扱いには、ホトホト困り果てているんだからさ。
火星:だったら、私達に相談する前に自力で何とかしたらどうなのよ。
地球:申し訳ありません。それができたら、直ぐにでも対処するつもりではいるのですが。
木星:ふーむ。なるほどね。変な生命体が、この太陽系を荒らし始めたわけか。
火星:ちょっと、木星さん。なに、悠長に構えているんですか。他人事だと思って。そのうち、あなたのところにもやって来ますよ。
木星:そうか。まぁ、来たら来たで、俺は構わないけどね。少しくらい賑やかな方がいいじゃないか。
火星:もー。何も分かっていないんだから。とにかく、迷惑、迷惑なんですよ!!!
地球:大変申し訳ありません。
火星:きぃーーー。あなた、謝るしか能がないの?
金星:ほら、ほら、火星さん。そんなにカッ、カッしないで下さいよ。私のところにも、人類が来て困っているんです。冷静になって、みんなで一緒に対策を考えましょうよ。
水星:そうだよ。みんな、明日はわが身なんだからさ。
火星:分かったわよ。
最初のコメントを投稿しよう!