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金星:ごめんなさいね、水星ちゃん。あなたの意見は、尤もだわ。違う対策を練ることにしましょうか。
木星:そうは言ってもなぁ。直ぐに妙案が出てくるわけでもないし。そうだ。地球くんは、これまでどんな対策を講じてきたんだい?
地球:あっ、いえ、その…。これまでも、私の表面で様々な生命体が発生してきたのですが。今回のように私から飛び出ていくケースは初めてでして。どう対処するべきかと思案しているうちに、このような事態になってしまいまして…
火星:つまり、今まで何もしてこなかったってコトでしょ。
地球:はい。誠に申し訳ありません。
月 :申し訳ありません。
火星:月さん、あなたまで謝る必要はないのよ。あなただって、コイツの被害者じゃない。
月 :は、はい…
木星:うーん。しかし、他のアイデアか。急に考えろと言われても、パッとは思い浮かばないよなぁ。
金星:そうですね。
水星:うん。
地球:はい。
木星:こうして、だらだらとミーティングをしていても、時間の無駄でしかないし。
太陽:うむ。そうだな。とりあえず、各自、一旦持ち帰って、次のミーティングまでに対策案を考えてくることにしようか。
金星:そうですね。そうしましょう。
水星:分かった。何か考えてくるよ。
地球:はい。ありがとうございます。
土星:すぴー。
火星:…わかりました。
木星:火星さん。そんなに深刻に捉える必要はないと、俺は思うよ。この世界、永遠に続くモノなど何もないのだからね。十万年、百万年のスパンで気長に構えていればいいんだよ。そのうち、人類とやらも、おとなしくなっているはずさ。
火星:そうだといいんだけど…
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