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家に居たっていつも
あっちへ行けって言われるの
邪魔でしかない役立たず
ぼくはいつでもあまりもの
近所の路地裏を歩いたら
暗い倉庫に辿り着く
鋸トンカチ木のかけら
隅っこのケースを開ける
山盛りのねじうずたかく
ぼくにとっては宝箱
めねじとおねじをかき分けて
組み合わせては戻すんだ
斜めに潰れた丸いねじ
欠けてしまった細いねじ
顔を上げたら夏の風
顎の先から汗が落ちる
おねじをめねじにはめ込んで
綺麗に揃った箱の外
あまったねじをポッケに詰めて
重く揺らして立ち上がる
いつも誰もいない倉庫で
もう使われることもないでしょう
邪魔でしかない役立たず
ぼくとおんなじあまりもの
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