食糧の支配

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食糧の支配

ロックフェラー財団のカーギル社やモンサント社を中心にした、アグリビジネスと呼ばれる世界の食糧支配が進行中です。その核心部分は、世界中にハイブリッドF1種と呼ばれる優秀な生産性をもった種苗を提供し、日本のタキイ種苗㈱などを含めて世界中の大手種苗会社の経営権を買収し、モンサント社の開発したF1種に切替えていくものです。 ハイブリッド種は優秀な生産性を持っていますが、一度畑に蒔種するなら、それは一代限りしか育たず、採種した種を蒔いても劣悪なものに変わってしまい、永久にハイブリッド種を買い続けなければならないように出来ています。それどころか、無理な交配により遺伝子的に劣化する事が確認されており、当然人体への影響が懸念されていますが一切公表されません。これらの遺伝子組み換え食品がやがて世界の農作物をすべて駆逐し、地上から農業作物の再生産能力を奪っていく計画といわれています。日本を例にあげても大手種苗会社の9割以上がモンサントやカーギルなどに経営権を買収されており、実質的にロックフェラーの会社という状態になっています。 次に牛肉を例に上げます。彼ら多国籍企業は貧しい国の広大な土地を破格で買い占めたり、熱帯雨林を急激に破壊したりしています。毎月一つの町ほどのサイズの森林が消えていき、何千もの生物や植物が絶滅しています。そしてそこに牧場が作られます。何百万もの人々が飢えている間、この牧場の主要作物は先進国のハンバーガーになる家畜の牛に与えられているのです。動物は人間よりも穀物を消費します。1億4500万トンもの穀物を与えても、そこからは2100万トンの肉しか供給されません。 これらを一手に支配し、世界の「食肉倉庫」として肉食を強制するアメリカの企業は、アーマー社、スウィフト社、タイソン・フーズ社(鶏肉専門)などのロックフェラー家の傘下企業です。これを世界中にバラ撒く代表格がマクドナルドです。それを日本人好みにアレンジしてバラ撒くのが某牛丼屋さんです。また外資系大型スーパーの進出で日本の食卓は着実に輸入肉に切り替えられている現状があります。マスメディアはスポンサーでもないこれらの大型店を宣伝する番組を流しているほどです。良質な和牛は支配層が食す物、成長ホルモン剤まみれの粗悪な輸入牛は庶民が食す物という構図が既に完成されています。この毒混合食品添加物システムと医療システムが固く繋がっています。先進国主要国家で癌が増え続けている国は日本だけです。この意味を考えましょう。
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