Mislead~仔羊たちの沈黙~

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 リトを再び組み敷いて、ローブに透けた美しい裸体をじっと見下ろす。  均整の取れた柔らかな曲線、着痩せするのか脱がせるまではそうと気づかなかった豊かな双丘。 「綺麗だな……最初にこれを見たのは、薬でリトを動けなくさせてからだった。衣装も斬り裂いて」 「そうだね……。でもあの時も綺麗だって言ってくれたよ」  敵として、公爵の花嫁候補を凌辱に汚してから亡き者にする。そういう命令が下り、クオーレはリトの元へと赴いた。それが始まり。 「よく覚えてるな。じゃああの時、こうしたのも覚えてるか……?」  首筋を撫で、そこから鎖骨、背中へと手袋のない手が辿っていくと、それだけでリトはまるで処女(おとめ)のように震えて目を閉じた。 「ん……覚えてる。この人の手、怖いって思った。触られただけでおかしくなりそうって……」  ふと自嘲気味に笑い、彼は手の甲でリトの乳房をそっと掠める。 「っ……、やだ、それもあの時と同じ……?」  そしてリトの薄紅の蕾に唇を寄せ、それを丁寧に舐った。 「ぁん……、やっぱり同じことを……、あ、あ、ぃやクオーレ……!」  ぴちゃと音を立てて舌先で蕾を転がすと、ローブが唾液に濡れて先端の薄紅色がさらに色濃く透けて見える。 「あの時もイヤと言いながら、そうやって快感を堪えてた。……ゾクゾクして、もっと苛めてやろうと思った」 「ひど……ぃ、きゃぅ……!」
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