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反対の乳房を下から撫で上げ、いきり立った蕾を指先で優しくしごいてやると、また艶やかな声が迸った。
それは過去とは違う、甘さに満ちた素直な悲鳴。
「お前は本当にここが弱いな。乱暴にしても優しくしても、飛び抜けていい声で鳴く」
「だっ……て、そんな事言われても……! んぁ……っ。クオ……お願い、キスしたい……」
それを待っていた。
甘えてキスをねだってくる時のリトが、何よりも愛おしいから。
「リト……可愛いやつ」
上気した頬に手を伸ばし、ありったけの想いを込めて唇を重ねた。
優しくしてやれたのは触れた時まで。すぐに歯止めが利かなくなり、唇をこじ開けてリトの口内を彼の舌が侵し始める。
「ん……、クオも……好き……」
「ああ……知ってる。俺とユーリ、両方とお前は魂を分け合ってる。でも正直すぎて、殺したくなる……!」
絡めあい、舌先を吸い、膨れ上がっていく憎しみにも似た激しい恋慕の想い。どうにもならない愛しさはクオの肌と芯を熱く疼かせる。
「鳴け……。今は俺の為だけに」
ローブを乱暴に取り払い太腿を抱え上げると、すでに溢れて腿に伝っていた蜜が指先に触れた。
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