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でもどうやったって、だめだって分ったんです。
最初から分ってたんです。
でもそれを認めるのが怖かっただけなんです。
僕の心の中では七瀬先輩は・・・
いつのまにかいなくなり・・・
永遠にいないままなんです・・・」
自分がこの世に存在すること自体、たまらなくなってきた。
もう先輩と会えないし、話もできない。
もう一度だけ会って、たった三十秒だけでも話をすることさえできない。
それがハッキリ分ってるって、なんて恐ろしいことなんだろう。
先輩は・・・
もう僕には・・・
何も言ってくれない・・・
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