プロローグ

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  沈黙してたってあまりよいことなんてない。  先輩の悪意に満ちた虐待、悪戯、悪口を受け続ける毎日・・・  一番ひどいのは、真面目な顔で学校行事の予定や時事問題についてでたらめを教えて、僕を混乱させて楽しんでること 。 でたらめと知って、涙ながらにクレームをつけると、  『今日は四月一日と思ってた』 としらじらしくとぼけられ、間違えて悲惨な目に遭わされた僕が、なおもクレームを続けてると、  『弟子のくせに!』 と居直られ、最後は腕力にモノを言わされる。  サイテーの人だ・・・・・・・・・・・・・・・・    こんな具合に、小説の合作者である七瀬先輩へのうらみつらみを書き連ねている。  でも最後の部分で、七瀬先輩は、僕が不良にからまれていた時、不良のとこに、  「私の弟子に何すんの」 と乗り込んでって不良たちにあやまらせたこと。 僕が病気で入院してる時、毎日、欠かさずお見舞いに来て、いろいろとプレゼントを貰ったことを書いて最大限持ち上げた。(お見舞いの時に、「虚弱体質」と傷つけられたり、  「さっき先生とお母さんが深刻な顔で話をしてた」 って暗い顔で言って僕をからかったりしたことなんか、一言も触れてない)  最後は、こう締めくくってた。    ・・・・・・・・七瀬先輩。これからも合作小説、よろしくお願いします。きっと大きな賞獲得しましょうね。  でも前に先輩の言ってた、     
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