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「俺、新山さんと話している時が一番楽しいし、ずっとこのまま隣の席同士だったらいいのになぁーって思っているから」
「えぇっ!?」
私がビックリするのと同時に篠崎君の耳が赤くなったのが分かった。
これってもしかして……。
その答えが分かってしまった私は、急にポロポロと涙が出てしまう。
「し、じのざきぐぅん……」
「えぇっ!! 新山さんどうしたの? さっき助けたときにどっかぶつけた?? えっと、急いで保健室に行かなきゃ」
私の涙ぐむ声に慌てた篠崎君は慌てて保健室へと向かう。
そんな揺れる彼の背中で、私は嬉しくて涙を流しながら笑っていた。
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