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琴音「覚えてるよ!ポケモンは指人形もあったよ」
父「お父さんのコレクションだった塩ビのウルトラマンたちも一緒にお風呂に入ってたでしょ」
母「お湯につけると柔らかくなって、簡単に上半身と下半身が分離できるようになるやつね。パズル代わりに組み合わせ当てクイズとかしたね」
琴音「あれ好きだった!」
父「琴音はまだ3歳くらいの時に、バラバラにした20体以上のウルトラマンの組み合わせを全部覚えた位だからね」
琴音「ウルトラマンと一緒にお風呂に入るごっこもやったんだよ」
母「おもちゃのジョーロで『はい、シャワーですよー』とか」
健斗「お風呂で遊びながら勉強もしたよね」
母「お風呂に貼れる平仮名カタカナシートのおかげで幼稚園の頃には平仮名を覚えたから良かったわ」
健斗「歌を覚えて唄ったりもしたよ。」
母「ははは(笑い)、それで『この歌は健斗の、この歌は琴音の』って決めて自分以外が唄ったりすると怒ったりね。琴音なんて、お母さんが琴音の好きな歌を唄うと叩いたからね。怒って」
琴音「・・・・・・・・・」
母「琴音はすぐにムキになるから可愛かったよ」
父「お父さんはお前たちの小さいときを思い出すと、昔のお前たちにも会いたくなる」
健斗「会いたくなるの?」
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